適材適所ではメンバーのコンサルタントとしてのスキル向上に取り組んでいます。今回は「組織強化・分析」について、まだこのテーマでの経験が浅いメンバーを中心に社内研修を実施しました。
2017年、海外在住者を含めた参加希望のメンバーほぼ全員のスケジュールが奇跡的に合った7月上旬に適材適所の社内研修が実施されました。今回の研修は組織強化・分析について3日間で集中的に学ぶもので、オランダの研修・コンサルティング企業であるMDF Training & Consultancyから講師をお招きしました。MDFの講師をお招きする折角の機会ということで、普段からお付き合いのあるコンサル会社の皆様にもお声がけし、限定公開の社内研修という位置付けで他社のコンサルタントの方々にも参加頂きました。会社の垣根を超えて経験や知識を共有しながら学ぶ大変貴重な機会になりました。研修では、グループごとにとある開発課題を持ったプロジェクトの現場を想定し、その対象となる組織や組織が持つ問題を念頭におきながら組織分析の様々な視点を学び、それぞれの視点について実際のケースに当てはめて考察する演習をとおして疑似体験し、全体で共有することで理解を広げ、振り返りで消化するという流れで進みました。組織を考える上での様々な視点を掘り下げて考えていくことで、我々が携わる開発プロジェクトが効率的に成果を生み出し持続的に発展していくために考慮するべき重要な事柄について新たに理解を深めたり再認識したりすることができました。
そして3日間の研修を終えた翌日、適材適所のメンバーは再度集合しました。この日の目的は、研修で学んだ内容をどのように業務に活用していくかを全員でディスカッションすることです。今まで組織分析・強化の視点やツールを業務に活用してきたシニアコンサルタントも参加し、どのような状況でどのように組織強化の視点やツールを活用し、どのような成果を得たかなどの経験を共有し、それぞれの疑問や今後の取り組みについて話し合いました。研修で学んだ視点を活用する際の分析ツールについても全員で確認し、業務でどう活用していくか各々がイメージを広げ、3日間の学習を消化することができました。
今回学んだ組織分析の視点は、組織としてのパフォーマンスが鍵となるあらゆる分野のプロジェクトで活用できます。開発プロジェクトでは、導入した新しい技術・手法がうまく機能しない、技術が定着しない、スタッフのモチベーションが低いなど様々の問題が生じますが、そんな時にこれらの視点やツールを活用し対象となる組織を分析することで解決方法を検討することが可能となります。今後様々な局面で活用し、事業実施や評価などで貢献していきたいと思います。