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ナビゲーターの適材適子が会社経費でお茶を飲みながらメンバーからよもや話を聞きだすシリーズ「適子の部屋」。第一回のテーマは「ワークスタイル」です。質の高いサービスの提供とメンバーそれぞれのワークライフバランスの実現に向けて、適材適所ではメンバー全員が意思決定に参加して、自由度の高い環境づくりを目指しています。今回はメンバーが普段どんな様子で業務に取り組んでいるのか聞いてみました。
適子:適材適所ではオフィスや在宅など働く場所はそれぞれのメンバーが自由に選んでいますが、コンサルタントとしてどのように仕事をし、それ以外の活動と両立しているか教えてください。
Kさん:私はコンサルタントとして仕事をしながら大学で研究もしていますが、コンサルタントと学業はいい組み合わせだと思います。どちらも比較的自由が利きますので。大学ではコンサルタントの仕事に使える膨大なリソースにアクセスできますし、担当している仕事に関連したアカデミックなインプットを教授から得ることもできます。
Oさん:私の場合は妻もフルタイムで働いているので、私が在宅の時は、炊事、掃除、洗濯、子どもの送り迎えなどの家事もしています。子どもの部活の大会や朝練の時は毎朝4時半に起きて弁当を作ったり、夜の習い事の前後で2回夕食を準備したり・・・、家族のスケジュールと調整して仕事の時間を確保しています。在宅勤務では仕事と生活が混然一体となるので、そのバランスが難しいですね。でも自分が家事をやっているためか、最近は子ども達も家事をするようになりました。長男は食器を洗ったり、次男もチャーシューや餃子を作ったりしてくれます。
Kさん:子どもたちのいいロールモデルになっていますね。
Oさん:そうだといいのですが。日中に家にいるので、近所からは無職と思われているかもしれませんね・・・(笑)。
Nさん:私たちの仕事は成果ベースなので、一日のスケジュールに縛りがなく時間をやりくりできるのは、在宅勤務のメリットですね。私は入社後に産休・育休を取りましたが、いつから産休に入るかとか、育休の期間も自分で決めればいいし、復帰後も急いで仕事を取らなければというプレッシャーもほとんどなかったです。適材適所では給与は各自が売上に連動して設定していて、普通の会社のように収入が会社から保証されているわけではありませんが、仕事を強制されないので、仕事の内容も時期も自分で決められるというのは強みですね。
Kさん:適材適所では出張時期や期間については自分で選択できるので、スケジュールアプリを活用して夫の出張スケジュールとなるべく重ならないようにしています。
適子:他のメンバーからは「子どもが病気になったとき、看病が自由にできるのがいい。」という声がありました。その他、在宅勤務ではどんなメリットがありますか?
Nさん:通勤しなくていいのは楽です。
Kさん:自分のペースで勤務時間が決められるのがいいですね。例えば、私の場合は集中力のある午前中に集中力を必要とする仕事をして、会議はなるべく午後に入れています。
Oさん:自然の多い札幌に住めるのがいいですね。
適子:そうですね、適材適所のメンバーは沖縄や長野や海外にも住んでいますよね。
Oさん:私はPTA役員を何年かやりましたが、お父さんの参加は珍しいようです。役員をしているとたくさん会議や行事があるので、時間をやりくりして参加できる在宅勤務でよかったと思います。でも実際のところ、さあ仕事しよう、と思ったらガスの点検が来たり、仕事が忙しい時に限って子どもが予想外に早く帰ってきて昼食作りが必要になったり・・・なんてこともありますね(笑)。
Nさん:わかります。日中に家庭の用事があると、本当に忙しい時は、子どもが寝てから夜中遅くとか、朝3時、4時に起きて仕事をすることもありますが、夫がそんな時間に働いているのは見たことがない。
適子:在宅勤務は自由な反面、大変なこともありますよね。どんな人が向いていると思いますか?
Nさん:適材適所は個人事業主の集まりみたいなもので、メンバーそれぞれが自分の給与は自分で稼ぐつもりで計画を立てて仕事をしています。成果ベースですから、会社が自動的に給料をくれるという考えの人は向いていないと思います。在宅勤務の場合は、自分を仕事に向かわせるモチベーションづくりが難しいですね。
Oさん:そうですね。生活の場でも仕事する人でないと、と思います。
Kさん:いろんな便利なツールや制度を使いこなせるような向上心、柔軟性、好奇心の大きい人が向いている人ですね。
Nさん:仕事が趣味、というくらいの人だと働きやすいかもしれません。
適子:なるほど。ありがとうございました。
適子's Eye
適材適所のメンバーは自由な環境を生かして趣味や勉強、子育てなどを両立していますね。その一方、自分で仕事のペースや家庭・趣味などの配分をすべてコントロールすることには苦労もあるようです。それでも苦労も乗り越えて打ち込む好奇心や責任感が求められているんですね。そして、Oさんの次男くんがなぜ中華のおかずばかり作るのかが気になるところです・・・。